OSPF

OSPF エリア

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OSPFエリアとは

エリア分割しないと起きる問題

OSPFはLSAを交換し、LSDB(ルータ構成図)を作成し、最短経路をSPF計算を行うことで経路を把握します。ルータの台数が多くなるととLSDB(メモリ使用量の増加)やSPF計算の頻度(CPUリソースの枯渇)が多くなりルータの負荷が多くなります。

LSA,LSDB,SPF計算は

を参照して下さい。

エリア分割をするメリット

LSAを利ようしてLSDB(ルータ構成図)の計算する範囲を分割をすることでルータの台数が増加したネットワークでもOSPFを利用できるようにします。そのLSDB によるネットワークトポロジーの計算範囲をエリア(area)と言います。

エリアを分割すると、LSDBによるネットワーク全体の構成が把握できません。そこでエリアを相互に接続するルータでは、互いのエリア情報を集約したLSA(Typr3)を送ることで相互のエリア情報を交換します。

OSPF以外のネットワークと接続した場合は経路を再配送する際にはLAS(Type5)をOSPFエリア内に送ることでOSPF外部のネットワークの経路を把握しています。

バックボーンエリアとの2階層

OSPFネットワークを複数のエリアに分割する時には、各エリアは必ずバックボーン(エリア0)に接続する必要があります。そのため、バックボーンを頂点とした、2階層構成になります。

OSPFのルータのタイプ

OSPFルータは下記4つのタイプに分類することができます。またルータの設置場所によってはタイプを兼任するケースがあります。エリア0に所属して、全てのインターフェイスが同じエリアに所属しているルータは、「内部ルータ 兼 バックボーンルータ」になります。

ルータのタイプ 説明
内部ルータ すべてのインターフェースが同じエリアに所属しているルータのことです。
バックボーンルータ 一つ以上のインターフェースがバックボーンエリアに接続しているルータのことです。
ABR(Area Border Router) Area Border Router、エリア境界ルータ。複数のエリアに接続されたインターフェースを持つルータのことです。エリアごとのLSDBを持っており、エリア間のルーティングを行います。
ASBR (AS Boundary Router) AS境界ルータ。OSPF以外のルーティングプロトコルを使用しているネットワークに接続しているインターフェースを持つルータのことです。ASBRにルートを再配送することでOSPFを使用しているネットワークと別のネットワークが通信できるようになります。

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