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CentOS Stream 8 ネットワークの設定 (IPアドレス) nmcli nmtui

CentOS Stream 8 ネットワーク(IPv4 , IPv6)の設定方法を説明致します。

CentOS Stream 8では、Network Managerによるネットワーク管理が推奨されています。 Network Manegerによる設定する方法には下記2種類があります。

  • nmcli ( Networkmanager Command Line Interface )
  • nmtui ( NetowrkManager Text User Interface )
  • GUIによる設定

今回は nmcli / nmtui を紹介します。

nmcli ( Networkmanager Command Line Interface )による設定

認識しているデバイスを確認するには、 nmcli device で確認することが出来ます。
今回は ens2 の設定を変更しますが、環境によって異なりますので自身の環境に読み替えて設定を行って下さい。

デバイスの起動、停止および自動起動方法

nmcli connection up /down を使ってデバイスの起動および停止ができます。

デバイスの自動起動を設定するには、 nmcli connection modify ens2 connection.autoconnect で設定することが出来ます。

デバイスの設定を確認するには nmcli device show で確認することが出来ます。

GENERAL.STATE にて接続済みか確認することができます。

IPv4アドレス設定

IPv4 method

IPv4の設定方法を指定することができます。

  • auto DHCP Clientとして動作してDHCP Serverからアドレスを割り当てを行います。
  • disabled IPv4を無効にします。
  • manual IPv4アドレスを固定(手動)設定方法

※デフォルト値は auto となっています。 他にはlink-local, shared がありますが今回は上記3種類を紹介しています。

IPv4 自動割り当て(DHCP Client)設定

上記にも記載しましたが、method autoにすることで自動割り当て(DHCP Client)で動作します。

自動割り当てを反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

実行例

IPv4 アドレスの設定

今回はdevice ens2 に 172.31.98.10/16 を設定します。

削除方法(IPv4アドレスを削除して自動割り当て(DHCP Client)に変更

※設定反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

IPv4 デフォルトゲートウェイの設定

今回はdevice ens2 に 172.31.0.1 にデフォルトゲートウェイを向けます。

デフォルトゲートウェイの削除方法

※設定反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

DNS 名前解決(resolv)の設定

今回はdevice ens2 に GoogleのPublic DNS(8.8.8.8 8.8.4.4)を設定しています。

DNSの設定の削除

※設定反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

static route (静的ルーティング設定)

今回は device ens2 に 172.24.0.0/16 を 172.31.0.1 に向けます

上記設定の削除

※設定反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

IPv4の手動設定例

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IPv6アドレス設定

IPv6 method

IPv6の設定方法を指定することができます。

  • auto IPv6 RAを受信してアドレスを自動設定の設定を行います。
  • ignore IPv6を無効にします。
  • manual IPv6アドレスを固定(手動)設定方法

デフォルトはautoとなっています。他にも dhcp, link-local, shared, disabledがありますが、今回は上記3種類を紹介します。

IPv6 無効設定

下記はdevice ens2 のIPv6の設定無効設定になります。

※設定反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

IPv6 自動割り当て(ICMPv6 RA)設定

下記はdevice ens2 のIPv6の自動設定になります。

自動割り当ての動作例になります。(自身のグローバルのアドレスをそのまま記載せず、結果を2001:db8::/64に置換しています。)

IPv6 アドレスの設定

今回はdevice ens2 に 2001:db8:0:2FA0::100/64 を設定します。

削除方法(IPv6アドレスを削除して自動割り当て(ICMPv6 RA)に変更

※設定反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

IPv6 デフォルトゲートウェイの設定

今回はdevice ens2 に 2001:db8:0:2FA0::1 にデフォルトゲートウェイを向けます。

デフォルトゲートウェイの削除方法

※設定反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

DNS 名前解決(resolv)の設定

今回はdevice ens2 に GoogleのPublic DNS(2001:4860:4860::8888 2001:4860:4860::8844)を設定しています。

DNSの設定の削除

※設定反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

static route (静的ルーティング設定)

今回は device ens2 に 2001:db8:0:2FFF::/64 を 2001:db8:0:2fa0::1 に向けます

上記設定の削除

※設定反映を行うには、deviceをdown , up する必要があります。

IPv6の手動設定例

IPv6の手動設定のログです。(自身のグローバルのアドレスをそのまま記載せず、結果を2001:db8::/64に置換しています。)

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nmtui ( NetowrkManager Text User Interface )による設定

コンソールからも利用できるネットワークGUIツールになる nmtui を実行するで、ツールが起動できます。
メニューは TAB キーをおすことで変えることが出来ます。戻るには SHIFT + TAB キーを押すことで出来ます。

コマンドの実行後の画面

接続の編集

接続をアクティベートする

システムのホスト名を設定する

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