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CentOS Stream 8 NTP時刻同期( Chrony )クライント / サーバー 設定

CentOS Stream 8 での NTP(Chrony)のインストール手順およびNTPクライアントおよびサーバの設定を紹介します。

Chronyとは

CentOS6まではNTPでの時刻同期のデーモンとしてntpdが採用されていましたが、CentOS7以降からはChronyが採用されています。ntpdと異なる時刻同期アルゴリズムが採用されより正確な時刻同期を実現しています。
Chrony公式ページ

Chronyのインストール、起動、動作確認方法

Chrony インストール

下記コマンドインストールされます。

Chronyインストールログ

Chrony 起動

下記コマンドでChronydの起動および自動起動の設定をします。

Chrony 動作確認

デーモンの起動状態の確認コマンド

Actice: active (running) が表示されている場合はchronydが起動している状態です。

下記コマンドで時刻同期の状況を確認できます。

実行例:デフォルトで 2.centos.pool.ntp.org と同期する設定が入っています。

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NTPサーバーの設定

NTPサーバーの設定手順になります。

下記ファイルが設定ファイルになります。

デフォルトではNTPクライアントのリクエストを受け付けません。NTPクライアントから許可するネットワークを記載します。今回の例は172.22.0.0/24を許可しています。

設定を反映させるために、下記コマンドでChronydを再起動します。

Firewalldを有効にしている場合は、下記コマンドでNTPのサービスを追加します。

NTPクライントの設定(同期先の設定)

NTPクライントしてNTPとの同期先の設定を変更します。

下記ファイルが設定ファイルになります。

デフォルトでは、 2.centos.pool.ntp.org と同期する設定が入っています。今回は先ほど設定したサーバー( test01-cent-st8 )と同期する設定を実施します。

設定を反映させるために、下記コマンドでChronydを再起動します。

下記コマンドで時刻同期の状況を確認できます。

同期結果

 

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