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useradd 新規ユーザの作成 Linuxコマンド

Linuxにて新規ユーザを作成するコマンド useradd を紹介します。また主要なオプションを紹介します。

ユーザを削除するには userdel を利用します。

Linuxのユーザについて

Linux OSでは、特権ユーザと特権のない非特権ユーザ(一般ユーザ)があり、Linux OSでは特権ユーザは root になります。rootユーザはシステムのあらゆる操作(システムの停止、再起動、ソフトウェアのインストール、ユーザの作成、削除)が可能になります。特権ユーザはシステムの操作に必要な時だけ利用し、特権ユーザが必要ではない一般的なアプリケーションなどの利用は一般ユーザ(非特権ユーザ)を利用を推奨されています。

ユーザの追加 useradd

デフォルト設定値での新規ユーザ testuser を作成する場合は下記コマンドで実行できます。

作成したユーザにはパスワードが未設定ですので下記コマンドでパスワードを指定します。

パスワードは下記のように2回問い合わせがありますので、2回とも同じフレーズを入力してパスワードを変更します。

ユーザ追加時の各種オプション

オプション 意味
-m ユーザのホームディレクトが存在しない場合には、ホームディレクトリを作成する。
-d ユーザのログインディレクトリを指定します。
-u ユーザの ID 番号を指定します。(指定しなかった場合は、他と重複しない番号を自動採番します。)
-g ユーザの属する主グループを指定(グループIDもしくは名前で指定できます、)
-s ユーザのログインシェルを指定します。

追加するユーザ設定のデフォルト値を確認

デフォルト値の確認方法

CentOS Stream8 での実行例

デフォルト値の設定

useraddので利用されるデフォルト値を-Dのオプションを指定してさらに下記オプションで変更することが可能です。

オプション 意味
-b デフォルトのホームディレクトリのパスの変更
-g 新規ユーザの属する主グループのグループ名またグループIDの変更
-s 新規ユーザのログインシェルの変更

デフォルトのオームディレクトのパスを変更して、変更後の状態を確認するログ

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