Rocky Linux 8

Rocky Linux 8 NTP時刻同期( Chrony )クライント / サーバー 設定

Rocky Linux 8 での Chrony(NTP)のインストール手順およびNTPクライアントおよびサーバの設定を紹介します。

Chronyとは

以前のLinuxではNTPのソフトとしてntpdを採用していましたが、最近はchronyを採用するケースが増えています。ntpdと異なる時刻同期アルゴリズムが採用されより正確な時刻同期を実現しています。

Chrony公式ページ

Chronyのインストール、起動、動作確認方法

下記コマンドインストールされます。

Chronyインストールログ

Chrony 起動

Chrony 起動

下記コマンドでChronydの起動および自動起動の設定をします。

Chrony 動作確認

デーモンの起動状態の確認コマンド

Actice: active (running) が表示されている場合はchronydが起動している状態です。

下記コマンドで時刻同期の状況を確認できます。

実行例:デフォルトで 2.pool.ntp.org と同期する設定が入っています。

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NTPサーバーの設定

NTPサーバーの設定手順になります。下記ファイルが設定ファイルになrます。

デフォルトではNTPクライントからのリクエストを受け付けません。NTPクライントから許可するネットワークを記載します。今回の例は、172.24.0.0/16 を許可する設定に変更します。

設定を反映させるために、下記コマンドでchronydを再起動します。

Firewakkdを有効にしています場合は、下記コマンドでNTPクライアントからのパケットを許可します。

NTPクライントの設定

NTPクライントして同期先のNTPサーバを指定します。

下記ファイルが設定ファイルになります。

デフォルトでは、 2.pool.ntp.org と同期するように設定が入っています。今回は先ほど設定したサーバ ( rocky8-test00 ) と同期する設定に変更します。

設定を反映させるために、下記コマンドでchronydを再起動します。

NTPサーバとの時刻同期の状態を確認します。

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