Cisco IOS XE 設定方法

Cisco IOS XE コンフィグ 差分表示 ( show archive config differences | incremental-diffs )

Cisco ISO XEにはコンフィグファイルの差分表示するコマンド show archive config differences があります。このコマンドを活用することでCiscoルータを設定変更した差分を確認することで可能です。
作業前後でテキストファイルで取得してdiffコマンドやWinMergeで差分表示して確認していたケースなど、Cisco IOS XEコマンドで代用することが可能です。

差分確認するためのhostname変更作業

  1. 変更前に copy running-config startup-config で現在稼働中の設定をstartup-configを保存
  2. interface GigabitEthernet2 を shutdown
  3. interface GigabitEthernet3 を no shutdown

今回は変更箇所として上記3つの設定を変更を行いました。

show archive config differences

show archive config differences

show config differences 比較元コンフィグ 比較後コンフィグ
でコンフィグの比較結果が表示されます。追加された行は + 、削除された行は - が表示されます。

上記結果は
変更前が hostname Router01 だった為 + , interface Giga2 が元もshutdownだったため+ , interface Giga1 がno-shutdown状態だったので - が表示されています。

コマンドの引数の順番を変更すると当然 + と - の関係は反対になります。

show archive config incremental-diffs

show archive config incremental-diffs 比較コンフィグ
このコマンドは、引数に「指定したコンフィグ」と実行状態のrunning-configを行毎に比較し、running-configにない設定行の一覧を表示する機能になります。

running-configにない行の結果になるため、 hostname Router01 および interface Giga2 の shutdownが結果として表示されています。

検証環境

  • Cisco IOS XE Software, Version 17.03.04a

running-cnofigやstartup-config

running-configやstartup-configの差分を表示するコマンドを紹介しました。それぞれのコンフィグファイルは下記ページに紹介していますので参考にどうぞ。

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IOS XE CLI 基本操作

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