Ubuntu22.04LTS_Server

OpenLDAPユーザアカウント追加および削除 ( Ubuntu22.04LTS Server )

OpenLDAPをUbuntu22.04 LTS Serverにインストールして、Ubuntu22.04LTS ServerのLinuxの認証にLDAPにて実施する構成を紹介します。

本ページはOpenLDAPがインストールが完了している状態から進めます。また dc=test,dc=server-network-note,dc=net に testuser ユーザおよびグループ を追加する手順となっています。

OpenLDAP 記事一覧

Ubuntu 22.04 LTS Server にて OpenLDAP Serverインストール記事

インストール環境

  • Ubuntu 22.04.1 LTS Server
  • OpenLDAP server 2.5.12
  • dc=test,dc=server-network-note,dc=net
  • ユーザ名 testuser
  • グループ名 testuser

ユーザと組織 のobjectClassを登録

データを登録するのにLDIFファイル ( PeopeGroups_add.ldif ) を作成します。 (下記例の dc=test,dc=server-network-note,dc=net )

LDIFファイル ( PeopeGroups_add.ldif ) を登録します。LDAP Passwordは インストール後に環境設定時入力したパスワードを入力します。

ユーザとグループのアカウントを登録

ユーザのパスワードを slappasswd コマンドで生成します。 コマンド入力後、パスワードを2回入力後、登録用のハッシュが生成されます。(下記の例では testuser と入力した結果になります。後程利用します。)

登録要のLDIFファイル( ldap-useradd.ldif ) を作成します。

上記のLDIFの設定を参考に、下記に属性名を参考にしながら登録するグループおよびユーザのファイルを作成します。userPassword に格納する値は slappasswd で生成したハッシュを記載します。

LDAP属性名
uidユーザID ( UserID)
cn氏名 ( Common-Name)
cn性 (Surname)
gn名 (givenname)
displayName表示名
userPasswordユーザーのパスワード ※slappasswdで生成したハッシュを格納
loginShellログインシェル ( ログイン時に利用するシェルを記載 )
uidNumberユーザーID (uidNumber)
gidNumberグループID (gidNumber)
homeDirectoryユーザーのホームディレクトリ
memberUidグループに所属する uid を記載

ldpadd を使って LDIF ファイールをデータベースに登録します。 (例: test.server-network-note.net )
パスワードはインストール時に環境構築時に設定した管理者パスワードを入力をします。登録が成功すると、 adding new entry .. が表示されます。

登録されたデータの確認

OpenLDAPのデータベースを確認に ldapsearch で確認できます。 下記例は uid = testuser の uidNumber , gidNumber , loginShell の情報を表示されています。

ユーザとグループの削除

ユーザの削除

削除には ldapdelete コマンドを使って削除します。下記は 作成した testuser のユーザを削除した例になります。
パスワードはOpenLDAPを構成を設定した管理者パスワードを入力します。

グループの削除

削除には ldapdelete コマンドを使って削除します。下記は 作成した testuser のグループを削除した例になります。
パスワードはOpenLDAPを構成を設定した管理者パスワードを入力します。

参考サイト

Ubuntu 22.04 LTS Server 記事一覧

Ubuntu 22.04 LTS Server インストール

Ubuntu 22.04 LTS Server 環境変更

Ubuntu 22.04 LTS Server ソフトインストール

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