Ubuntu 22.04 LTS Serverをインストール時には日本語の選択がありませんので、ローケルは日本語が選択されていません。各種コマンドはインストール時に選択された言語が表示結果に利用されています。
今回はシステムのロケールを日本語に設定することで各種実行結果に日本語が表示されるように変更します。
現状のシステムのロケール確認
現在のシステムのロケールはlocalectl statusで確認することができます。
インストール時に言語を English 、キーボードレイアウトを日本語キーボードを選択した結果です。
System Local: LANG=en_US.UTF-8 が表示され 英語 ( UTF-8 ) がシステムのロケールを確認することができます。
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ubuntu@ubuntu2204:~$ localectl status System Locale: LANG=en_US.UTF-8 VC Keymap: n/a X11 Layout: jp X11 Model: pc105 ubuntu@ubuntu2204:~$ |
変更を確認するため実行例として date の結果になります。
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ubuntu@ubuntu2204:~$ date Thu May 5 10:50:08 PM JST 2022 ubuntu@ubuntu2204:~$ |
月などの時刻表記などが英語表記を確認することができます。
システムのロケールを日本語(UTF-8)への変更
日本語関連パッケージのインストール
日本語関連のパッケージをインストールするために下記コマンドを実行します。
※日本語パッケージをインストールしないとコンソールなどで日本語が化けて表示されないので下記をインストールします。(下記はコンソールなど最小限のパッケージになります。デスクトップ環境での日本語対応は別途パッケージをインストールする必要があります)
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sudo apt -y install language-pack-ja-base language-pack-ja |
システムのロケールを日本語(UTF-8)へ
システムのロケールを日本語(UTF-8)へ変更はlocalectl set-localeコマンドで変更します。
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sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja" source /etc/default/locale |
システムのロケール変更確認
システムのロケールが日本語に変更されことをlocalectl statusで確認します。
System Localeがja_JPに変更されことが確認できます。
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ubuntu@ubuntu2204:~$ localectl status System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=ja_JP:ja VC Keymap: n/a X11 Layout: jp X11 Model: pc105 ubuntu@ubuntu2204:~$ |
dateコマンドの出力結果に日本語が表示されていることで変更が確認できます。
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ubuntu@ubuntu2204:~$ date 2022年 5月 5日 木曜日 23:05:11 JST ubuntu@ubuntu2204:~$ |
Ubuntu 22.04 LTS Server 記事一覧
Ubuntu 22.04 LTS Server インストール
Ubuntu 22.04 LTS Server 環境変更
- Ubuntu 22.04 LTS Server タイムゾーン日本時間(JST)への変更手順
- Ubuntu 22.04 LTS Server システムのロケール 日本語(UTF-8)への変更手順
- Ubuntu 22.04 LTS Server ネットワークの設定 ( IPv4アドレス、DNS(resolve) 、デフォルトゲートウェイ、static route )
- Ubuntu 22.04 LTS Server ファイアウォール(ufw)の起動および設定手順