VyOS 1.3 設定方法

VyOS 1.3 基本設定 ( ホスト名、インターフェイス、staticなど)

VyOS 1.3 の基本的な設定例を紹介します。 VyOSはバージョンによって設定方法が変更されているケースがあるので、記事を参考する際はバージョンを確認してから記事をご確認をお願いします。

下記の記事はVyOS1.1での設定例になります。

検証環境

  • VyOS 1.3.0-epa1

検証構成

VyOSのホスト名設定 VyOSの設定反映(commit) および 保存 (save) 手順 

各コマンド解説

ログインした直後はoperationモードどなっていて、プロンプトが$の状態となっています。VyOSの設定変更のモードであるConfigurationモードには下記コマンドで変更します。Configurationモードはプロンプトが #に変更されます。

Configurationモードの状態で下記コマンドでホスト名(vyos-1)の設定を実施します。ただし、この状態では設定変更は反映されていません。

設定変更を適用するには下記コマンドで反映します。

commitコマンドで設定反映されますが、下記コマンドで永続的に保存(再起動後も同じ設定を反映)することができます。

interfaceの各種設定

interfaceの無効化

show interface でルータ内のinterfaceを表示されます。上記例では eth0 が一つあることがわかります。 eth0 が u/u で State/Link がUp/Up状態を表しています。
set interfaces ethernet eth0 disable
にてeth0をdisable(無効化)になります。設定を反映後再度 show interface すると eth0 が A/D 表示になり Admin Down / Down となり無効化に成功したことがわかります。

interfaceの有効化

先ほど設定した disable を削除することでinterfaceが有効の状態になり、 eth0 が u/u Up/Up となります。

interfaceのIPv4アドレス設定

set interfaces ethernet eth0 address 192.168.0.1/24 にてeth0にIPv4アドレスの設定します。設定反映後、show interface にてeth0に 192.168.0.1/24 が表示されている。

interfaceのIPv6アドレス設定

set interfaces ethernet eth0 address 2001:db8::1/64 にて eth0にIPv6のアドレスを設定しします。 設定反映後、show interface にて eth0 に 2001:db8::1/64 が表示されます。

IPv4 デフォルトルート static route 設定

IPv4のデフォルトルートをvyos-2のinterfaceのIP(192.168.0.2)向けの設定になります。 show ip route で 0.0.0.0/0 が 192.168.0.2 へのルーティングテーブルが追加されます。

IPv6 デフォルトルート static route 設定

IPv6のデフォルトルートをvyos-2のinterfaceのIPv6(2001:db8::2)向けの設定になります。 show ip route で ::/0 が 2001:db8::2 へのルーティングテーブルが追加されます。

vyos-2 の設定

構成図をもとに vyos-2 にアドレス設定になります。

vyos-3 の設定

構成図をもとに vyos-2 にアドレス設定になります。

Pingよる設定確認

vyos-1から vyos03のeth0 interfaceのアドレスにPingすることで設定を確認します。 pingコマンドを発行するとPingを実行が継続されます。 Ctrl + C をすることでPingを停止することができます。

Config確認方法

オペレーションモード時に show configuration で設定を階層で確認することができます。

階層化モードは人間には理解しやすい形で表示がされますが、この表示結果ではConfigurationモード時ではそのまま設定することできません。Configurationモードで設定できる形式のshow configuration commandsで表示することができます。

今回設定した VyOSの設定Configファイル

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