Cisco NX-OS 設定方法

OSPFコスト設定 Cisco NX-OS

概要

Cisco NX-OS でOSPFコスト設定方法を紹介します。

OSPFコストの初期値

OSPFのコストは下記の式によってインターフェイスの速度によって計算され、帯域幅が多いほどコストの値が小さくなります。

インターフェイスコスト = 40Gbps(Reference Bandwidth) / インターフェイス速度

【注意】Cisco IOSとはデフォルト値が異なります。

各インターフェイスのデフォルト状態でのOSPFコスト値 コスト値
1Gbps 40
10Gbps 4

デフォルト状態のgigabitEthernetのOSPFコストの状態

コストが40になっている。

OSPFコスト計算式の変更

Reference bandwidthの値を400Gbpsに変更して、1Gbpsのインターフェイスでコスト値を400にする。

もしくは下記のように設定する単位を変更することが出来ます。

設定反映の確認

1Gbpsのインターフェイスのコストが400に変更されている

Reference bandwidthが400Gbpsに変更されている。

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インターフェイスの帯域幅の変更

上記では計算式の分子のReference bandwidthを変更しましたが、今回は分母側のインターフェイスの帯域幅を変更することでOSPFコストを変更してみます。

上記で設定したauto-cost reference-bandwidthを初期値に戻して1Gbpsのインターフェイスを100Mbpsに変更してコストが変化するのを確認します。

設定を確認します。

コストが400に変わりました。インターフェイスのbandwidthを変更することで実際のインターフェイスの速度と異なった速度を設定することが出来ます。bandwidthの単位はKbpsになります。

OSPFのコストの手動設定

OSPFのコストは初期設定では、インターフェイスの速度を元に自動で計算されていますが、コストを手動で設定することも出来ます。

コストが設定値になったことを確認します。

コストが15に変更されました

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