Cisco NX-OS 設定方法

OSPF トータリーNSSA Cisco NX-OS

OSPF トータリーNSSAの設定をNX-OSで解説します。

OSPF トータリーNSSA

OSPFのトータリーNSSAエリアの解説は下記を参照して下さい。

OSPF エリア NSSAエリア / トータリーNSSAエリア

トポロジー図

OSPF area nssa no-summaryコマンド

IPアドレスの設定、基本となるOSPFの設定は完了しているものとする。OSPF設定方法は下記を参照

OSPF基本設定 Cisco NX-OS

設定方法

ABRルータ

コマンド引数 説明
AREA_ID 指定したインターフェイスのOSPF Area を指定します。
Areaは32bitの識別子 10進数で( 0 - 4294967295 ) と IPv4アドレス形式 ( 0.0.0.0 - 255.255.255.255 )いずれかに指定

ABR以外のNSSAルータ

コマンド引数 説明
AREA_ID 指定したインターフェイスのOSPF Area を指定します。
Areaは32bitの識別子 10進数で( 0 - 4294967295 ) と IPv4アドレス形式 ( 0.0.0.0 - 255.255.255.255 )いずれかに指定

設定方法

R2設定方法

R3設定方法

設定確認

show ip ospf

NXOS-2 show ip ospf の対象 Area 1 がNSSAと認識

NXOS-3 エリアがNSSAと認識

ルーティングテーブルの確認

NSOS-1からの内部、外部経路がなくなり、デフォルト経路のみが(ospf-1 inter)学習されている

NSOS-1 バックボーンエリアのルータは全ての経路を学習しているNSSAからの外部経路は「ospf-1 type-2」として学習されている。

OSPF database

R3 NSSAルータではバックボーンエリアからはデフォルト経路のみ学習している。デフォルト経路はType3LSAで学習している、

 

R1 全ての経路を学習している。NSSAからの外部経路はType5LSAとして学習されている。

Ping疎通確認

経路が削減されていますが、デフォルト経路があるため、NXOS-3からPingが通ります。

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