Cisco NX-OS 設定方法

OSPF基本設定 Cisco NX-OS

OSPFとは

OSPFプロトコルの説明は下記ページを参考にしてください。

OSPF ( Open Shortest Path First )とは
OSPF Router-ID

OSPFの設定構成図

OSPFの基本設定のステップ

  1. OSPF機能を有効化
  2. OSPFプロセスの起動
  3. OSPFを有効にするインターフェイスを指定

OSPF機能の有効化

OSPFプロセスの起動

OSPFプロセスの起動およびrouter-IDの設定

OSPFプロセスの指定

コマンド引数 説明
PROCESS_NAME

 OSPFルーティングプロセスの識別を指定。IOSのとは異なり20文字未満の英数字を指定することが出来ます。
ルータ内で複数OSPSルーティングプロセスを立ち上げるとき等に、異なる識別子を付けて複数起動することが出来ます。
ルータ内部で利用する為の識別子の為、他のルータと識別子を合わせる必要はありません。

OSPF Route-IDの指定

コマンド引数 説明
A.B.C.D Route-IDを指定します。(詳細は OSPF Router-ID ) OSPFドメイン内に利用する識別子、必ずルータ毎に個別のIDを指定する必要がある。32bitで指定するのですが、フォーマットはIPv4と同じ 255.255.255.255 の形式で指定する。※今回はLoopbackと同じにしています。

OSPFを有効にするインターフェイスを指定

OSPFを有効にするインターフェイスを指定

コマンド引数 説明
INTERFACE

設定したいインターフェイスのコンフィグレーションモードを開始します。

コマンド引数 説明
PROCESS_NAME

前述したrouter ospf で指定した名前と同一にします。

AREA_ID

指定したインターフェイスのOSPF Area を指定します。

Areaは32bitの識別子 10進数で( 0 - 4294967295 ) と IPv4アドレス形式 ( 0.0.0.0  - 255.255.255.255 )いずれかに指定

OSPFの設定Config

NXOS-1

NXOS-2

NXOS-3

OSPFの設定確認コマンド例

OSPF有効になっているインターフェイス一覧を確認

neighbor確認

隣接関係(neighbor)が成立しているか確認に利用します。State FULL の記載があれば neighbor が確認出来ます。

各State の詳細は OSPF状態遷移およびOSPFパケットの種類

ルーティングテーブル OSPF を表示

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