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Ubuntu 20.04 LTS Server ネットワークの設定 ( IPv4アドレス、DNS(resolve) 、デフォルトゲートウェイ、static route )

Ubuntu 20.04 LTS Server のネットワークの設定( IPv4 アドレス DHCP 固定IP 、デフォルトゲートウェイの設定、static route 、DNSのresolve)手順を紹介します。

注意事項 Ubuntu 20.04 Desktop とは設定方法が異なります。今回紹介するのはServer側の設定方法になります。

確認環境

  • Ubuntu 20.04.2 LTS Server

ネットワークの設定について

Ubuntu 20.04 LTS は netplan にてネットワークの設定を行います。
設定ファイルは /etc/netplan のディレクトリに格納します。

設定を読み込むときはディレクトリ内の *.yamlを全部参照してアルファベット順で読み込みを上書きする形ととなっています。
Live DVDからインストールした場合は初期ファイルとして 00-installer-config.yaml が作成されています。

公式ドキュメントを参照すると、 /etc/netplan/99_config.yaml を作成して、設定を上書きする手順となっています。今回の設定は公式ドキュメントに沿った設定方法を紹介します。

既存の設定を完全に無効したい場合は、 00-installer-config.yaml を 00-installer-config.back のように 拡張子の yaml を変更することで読み込みを防ぐことが出来ます。

インターフェイスの確認

認識しているネットワークインターフェイスの確認するには、ip link コマンドで確認することができます。

上記のコマンドの確認結果、lo , ens160 , ens192 のインターフェイスがあるのが確認できます。loは内部通信に利用するloopbackインターフェイスです。従ってens160 , ens192 ネットワークのインターフェイスと認識しているのがわかります。
※ちなみに上記の結果はens160 は 172.16.0.201/24 のアドレスが割り当てています。

IPv4 アドレス固定設定、DNS設定、デフォルトゲートウェイ設定

ネットワークのインターフェイスの設定を固定設定する手順を紹介します。
/etc/netplan/99-config.yaml
を作成します。

今回は
ens160 に

  • IPv4アドレス 172.16.0.100
  • サブネットマスク 255.255.255.0 ( /24 )
  • デフォルトゲートウェイ 172.16.0.1
  • DNS 172.16.0.1 , 8.8.8.8

上記のパラメータを設定するファイルは下記となります。

上記をファイルの設定反映には下記コマンドを実行します。

設定されたことを ip address コマンド および ip route コマンドで確認します。

コマンドの結果から正常にアドレスが設定され、デフォルトゲートウェイが設定できたことを確認できました。

IPv4 static route の設定

ens192側に IPv4 アドレス 172.21.1.200 サブネットマスク 255.255.255.0 ( /24 ) を設定して
static routeとして 172.24.0.0/24 を 172.21.1.1 を設定追加します。

元々設定したインターフェイスens160はそのままにして、ens192の設定を追加しました。設定反映のため下記コマンドを実行しました。

設定を反映後、ip address および ip route にて設定したアドレスの確認および経路を確認します。

ens192に 172.21.1.200/24 static route として 172.24.0.0/24 via 172.21.1.1 が設定されたことを確認しました。
下記はdefault-gw側に 8.8.8.8 を static route 側に 172.24.0.1 をping して疎通を確認した結果です。

参考サイト

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