CentOSなどはインストール時にタイムゾーンを設定するのですが、Ubuntu 20.04 LTS Server ではインストール時にタイムゾーンを指定する項目がありません。そのためタイムゾーンが日本時間ではなくUTCとなっています。
この記事はUbuntu 20.04 LTSのタイムゾーンを日本時間(JST)に変更する手順を紹介します。
現在のタイムゾーンの確認方法
現在の時刻を確認するコマンドの date 結果の末尾に UTC が表示されています。UTC は協定世界時になり、日本時間からだと -9時間が表示される形になります。
また、 timedatectl でも現在の Time zone を確認することができます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
test@ublts2004:~$ date Sun 23 May 2021 06:28:26 AM UTC test@ublts2004:~$ timedatectl Local time: Sun 2021-05-23 06:28:38 UTC Universal time: Sun 2021-05-23 06:28:38 UTC RTC time: Sun 2021-05-23 06:28:38 Time zone: Etc/UTC (UTC, +0000) System clock synchronized: yes NTP service: active RTC in local TZ: no test@ublts2004:~$ |
タイムゾーンを日本時間(JST)に変更するコマンド
下記コマンドで日本時間に変更することができます。
1 |
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo |
実行後即時に変更されます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
test@ublts2004:~$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo [sudo] password for test: test@ublts2004:~$ date Sun 23 May 2021 03:36:19 PM JST test@ublts2004:~$ timedatectl Local time: Sun 2021-05-23 15:36:20 JST Universal time: Sun 2021-05-23 06:36:20 UTC RTC time: Sun 2021-05-23 06:36:20 Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900) System clock synchronized: yes NTP service: active RTC in local TZ: no test@ublts2004:~$ |
スポンサーリンク
Ubuntu 20.04 LTS Server 記事一覧
Ubuntu 20.04 LTS Server インストール
Ubuntu 20.04 LTS Server 設定記事一覧
- タイムゾーンを日本時間(JST)に変更
- ネットワークの設定 ( IPv4アドレス、DNS(resolve) 、デフォルトゲートウェイ、static route )
- シリアルからコンソールに接続する設定
- ファイアウォール ufw の設定方法