Cisco IOS 設定方法

OSPF MD5認証 Cisco IOS

概要

Cisco IOSでのOSPFのMD5認証の設定方法を紹介します。

ネットワーク構成図

MD5認証の設定には、、エリア単位に設定す方法と、インターフェイス単位に設定する方法の2種類の指定方法があります。今回はR1はエリア単位に設定、R2はインターフェイス単位にMD5の範囲を指定します。

設定するMD5認証は 「Key-ID 1 」、「認証パスワード Cisco 」を設定します。

エリア単位でのMD5認証設定(IOS-R1)

下記Area単位での認証設定は下記になります。該当エリアのOSPFインターフェイスはMD5認証の設定が必要になります。

認証に利用するKey-IDおよび認証パスワードは下記で設定します。

コマンド引数 説明
KEY-ID キーIDを設定します。 1-255 の範囲で指定します。
PASSWORD MD5のパスワードを指定します。

ネットワーク構成図を元にIOS-R1にMD5認証設定

インターフェイス単位でのMD5認証設定(IOS-R2)

下記コマンドで該当インターフェイスがMD5認証が有効になります。

認証に利用するKey-IDおよび認証パスワードは下記で設定します。(先ほど紹介した設定方法と同じになります。)

コマンド引数 説明
KEY-ID キーIDを設定します。 1-255 の範囲で指定します。
PASSWORD MD5のパスワードを指定します。

ネットワーク構成図を元にIOS-R2にMD5認証設定

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設定後のコマンド確認

IOS-R1は下記でエリア単位でMD5認証が設定されていることがわかります。

IOS-R1,IOS-R2共にインターフェイスでのMD5の認証が有効になっていることがわかります。

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下記はOSPFのプロトコル解説

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