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OSPF Network-LSA (LSA-Type 2)

OSPFv2 LSA Type 2 Network-LSAを解説します。
Network-LSA(LSA Type2)はブロードキャストもしくはNBMA ネットワークの中から2台以上接続されてDRに選ばれたルータが代表してリンク情報を送信するために使われるLSAになります。
Network-LSAは、作成されたエリア内に使用されるため、その他のエリアには伝搬はしません。

OSPFv2 Network-LSA LSA-Type2 のフォーマット

下記は、LSA-Type2 Network-LSAのフォーマットになります。
先頭はLSA共通のヘッダーがあり、Network Maskがあり、接続されているルータ数分だけAttached Routerの情報が繰り返されています。

LSAヘッダーはLSA共通情報になりますので、本ページに記載がない項目は下記ページに記載されています。

LS Type = 2

Network-LSA は LS Type が 2 となります。

Network-LSAを生成したDRのIPアドレスが格納されます。

Network Mask

該当ネットワークのサブネットマスクが格納されます。 Link State ID / Network Mask をもとにルーティングテーブルへの経路を作成します。

Attached Router

接続されているルータのRouter IDが格納されます。接続されている台数分、このフィールドが繰り返し格納されいます。

Network-LSA Network Type Broadcastの構成例

Network Type Broadcast構成例になります。
Network-LSAが生成されるのは、ブロードキャストドメインで2台以上接続されたときにDRルータとなったルータが生成されます。下記ではR1のG2インターフェイスはNetowrk Type Broadcast構成ですが、接続ルータがないため、Network-LSAが生成されていません。
Network-LSAが生成されたネットワークに接続されたルータはRouter-LSAのLink Typ2(Trnasit)Link IDに生成したDRのIPアドレスが格納されます。

Nwtwork-LSA databases

Router-LSA databases

Network Type Broadcast 構成Configおよびパケットキャプチャー

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私が所持しているOSPF本の紹介です。ただし絶版になっている本も紹介していますがご容赦ください。

著:ジョン・T. モイ, 監修:泰弘, 小原, 原著:Moy,John T., 翻訳:トップスタジオ

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